初投稿。発達障害・知的障害の感覚統合について
- nakagomi029
- 2022年9月24日
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2022年9月24日土曜日 みなさん はじめまして 本サイト運営者の中込慶太です。これから医療・介護・福祉の分野をメインに様々な視点から情報発信をしていきます。どうぞよろしくお願いします。興味がある方は、お問合せさきからご連絡してください。
本日のテーマは子供の障害分野でよく耳にする感覚統合についてです。ご家族や一般の人向けに説明でしていきます。
感覚統合について
感覚統合とは感覚統合理論を体系づけたアメリカの作業療法士エアーズ(1920~1989)は感覚統合について、脳に入ってくるさまざまな感覚情報を目的に応じて整理し、秩序だったものに構成することとしています。
感覚統合を例えるのならば脳の中に入り込んでくる様々な感覚情報を交通整理する働きが感覚統合といえます。
実際の道路には、信号機があり道路標識、歩道などによって車や歩行者などさまざまな交通の流れを整理していますよね。
それらによって、渋滞が緩和され交通事故を未然に防ぐことが出来てこれと同じような状態が、わたしたちの脳の中で絶えず行われているんです。
感覚統合の力がうまく働かないと
感覚情報の交通整理がされないので、脳の中は渋滞し事故が起こることもありえます。
それが行動としてあらわれたとき、そのこどもは適応力がとぼしいなどといわれる可能性があります。
適応力とはTPOに応じてじっくり考えて行動したり、うまくコミュニケーションをとったり、学習を積み上げていく総合的な能力ともいわれています。
感覚統合療法では難しい専門用語で分類すると触覚、前庭感覚、固有感覚などの感覚を上手く利用しながらアプローチしていきます。誰においても感覚を使用しながら生活や行動をしています。
例えば、椅子にじっとすわっていられない子ども。落ち着きがない?そうでしょうか。もしかしたら自分の動きを感じ取る感覚を脳がうまく取り入れることができないために、もっとたくさんの刺激を送り込んで脳の活動をよくしようとして動いている可能性があり、その結果が多動といわれることもあります。
感覚統合と聞くと難しくよくわからないと思われるかもしれません。ただ、感覚が原因の可能性もあるんだとよくご家族から驚かれることがあります。
少し意識してみるだけでその子どもの行動や言動に関して理解するきっかけになるかもしれません。
以上
2022.9.24
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